今回 La Marzocco社が主宰する"Air bridge program" に参加する権利を得たので、イタリアにあるLa Marzocco ファクトリーにお邪魔してきました。
"Air bridge program"とは、La Marzocco社がオフィシャルディストリビューター向けに行うプログラムの事で、La Marzocco社のスピリットをワークショップや見学を通して理解を深めるという目的のもと、世界各地から招待された方々が参加するプログラムです。
今回は幸運にも、香港代表の一員として招待されたので、イタリアに二泊三日で滞在してきました。
このプログラムに参加して思ったことは、エスプレッソマシンは想像以上に精巧に出来ているということ。
作業ラインを見学した時に、限られた人しか出来ない工程や、手作業で組み立て無ければならない工程が多々あることから、よくあれだけの生産量で、あのクオリティを維持しているなと感心しました。
QCに関しても、徹底した管理下で行われており、バリスタがマシンに覚える感覚的な違和感は、おそらくマシンからではなく他の部分からきているものなのかもしれないと思いました。
またこのプログラムでは、工場見学以外にもワークショップ(今回はパフュームリーでのアロマ体験)や、La Marzoccoの拠点であるフローレンスの歴史なども、短時間ながらしっかりと説明してもらい、彼らが歩んできた足跡を辿る事が出来ました。もちろん、プログラム後に食事もワインも美味しくいただきました。
日本や香港にやってくるエスプレッソマシンは、この遠いイタリアの地で製造された、エンジニア達の努力の結晶そのものなんだと、このプログラムを通して感じました。
色々な人達が関わって作られるコーヒーという飲み物の素晴らしさを再認識させられた瞬間でもあります。
こうやって僕達に、毎日コーヒーを作れる環境を用意してくれる方々に感謝します。また機会があれば参加したい思える素晴らしいプログラムでした。
